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張謂の詩 早梅


張謂の詩 早梅




早梅  張謂 


一樹寒梅白玉條,迥臨林村傍谿橋。

不知近水花先發,疑是經冬雪未銷。


一本の寒中に咲く梅の花の白い玉(ぎょく)を着けたような枝ぶり(が
(白玉のような梅が)遥か遠くに、谷川の橋の傍(そば)に見えている。
流れに近いところの花から先んじて咲くということを知らなかったら。
疑うことには、冬が過ぎても、雪が未だ消えないで残っているのかと(思ってしまう)。

早梅       

                       
一樹の寒梅  白玉の條(えだ),
迥(はる)かに臨む 林村  谿橋に傍すを。
水に近きところ  花 先きに發(ひら)くを  知らざれば,
疑ふらくは是(こ)れ 冬を經て  雪 未だ 銷(き)えざるかと。

一樹寒梅白玉條,迥臨村路傍溪橋。
應縁近水花先發,疑是經春雪未銷。



張謂:
中唐の詩人。721年(開元九年)〜780年(建中元年?)。字は正言。河内(現・河南省沁陽県)の人。天宝年間の進士。

早梅:
寒中に咲く梅。寒梅。この作品は、戎cのものともする。その場合詩句は「一樹寒梅白玉條,迥臨村路傍溪橋。應縁近水花先發,疑是經春雪未銷。」ともする。

一樹寒梅白玉條:
一本の寒中に咲く梅の花の白い玉(ぎょく)を着けたような枝ぶり(が)。 ・一樹:一本の木。とある木。また、木いっぱいに。 ・寒梅:寒中に咲く梅。詩題の『早梅』に同じ。 ・白玉:白色の美しい玉(ぎょく)。 ・條:枝。分れ出た枝。

迥臨林村傍谿橋:
(白玉のような梅が)遥か遠くに、谷川の橋の傍(そば)に見えている。 ・迥臨:〔けいりん〕遠く…に臨み。 ・迥:〔けい〕遥か。遠い。 ・林村:木や竹が叢がり生えている人里。 ・傍:かたわらに。そばに。 ・谿橋:〔けいけう〕谷川の橋。 ・谿:〔けい〕谷川。=渓(溪)。

不知近水花先發:
流れに近いところの花から先んじて咲くということを知らなかったら。 ・不知(…と)分からない。 ・近水:流れに近いところ。 ・花:梅の花。 ・先發:先んじて咲く。 ・發:花が咲く。

疑是經冬雪未銷:
疑うことには、冬が過ぎても、雪が未だ消えないで残っているのかと(思ってしまう)。 ・未銷:まだ溶けない。 ・疑是:疑うには。疑うことには。疑はしいことには。 ・經冬:冬が過ぎる。 ・未銷:まだ溶けない。 ・銷:消える。≒「消」。




送人使河源  張謂
故人行役向邊州、匹馬今朝不少留。
長路關山何日盡、滿堂絲竹爲君愁。



送人使河源
(人(ひと)の河源(かげん)に使(つかい)するを送(おく)る)
張謂(ちょうい)    
七言絶句。州・留・愁(平声尤韻)。
送人使河源 … 『全唐詩』、『唐詩紀事』、『文苑英華』、『石倉歴代詩選』、『御選唐詩』、『御定全唐詩録』では「送盧舉使河源」に作る。





故人行役向邊州、
匹馬今朝不少留。
長路關山何日盡 、
滿堂絲竹爲君愁。



故人(こじん) 行役(こうえき)して辺州(へんしゅう)に向(む)かう
匹馬(ひっば) 今朝(こんちょう) 少(しばら)くも留(とど)まらず
長路(ちょうろ) 関山(かんざん) 何(いず)れの日(ひ)にか尽(つ)きん
満堂(まんどう)の糸竹(しちく) 君(きみ)がために愁(うれ)う

竹 … 『全唐詩』には「一作管」との注あり。『唐詩紀事』では「管」に作る。




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