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 杜甫
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1119 小寒食船中作  


1119 小寒食船中作 59 杜甫
小寒食船中作
佳辰強飯食猶寒、隠几蕭条載?冠。  
春水船如天上坐、老年花似霧中看。   
娟娟戲蝶過間幔、片片軽?下急湍。  
白雲山青万余里、愁看直北是長安。  

今日の良き日に 無理に飯を食べてみるが節句の続きでなお冷たい、脇息にもたれかかってこころ寂しく雉の羽の帽子を頭に載せている。
春の水に浮かべた舟にいると空が水面に映って天上に坐っているような心地がし、老人の目にうつる花は霧の中で見ているように霞んで見える。
あでやかな蝶が戯れながら船の静かな幔幕のあたりを飛んでゆき、あちこちに散らばった?らが軽々と早瀬を下って行く。
雲は白く山の青さは 万里のかなたへつづいているから、真北こそが長安であると愁いを込めて見ている。

小寒食 船中の作
佳辰(かしん) 強(し)いて飯せば食は猶お寒く、
几(き)に隠(よ)り蕭条として?冠(かつかん)を載く。
春水(しゅんすい) 船は天上に坐するが如く、
老年の花は霧中(むちゅう)に看(み)るに似たり。
娟娟(けんけん)たる戲蝶(ぎちょう)は間幔(かんまく)を過ぎ、
片片(へんぺん)たる軽?(けいおう)は急湍を下る。
雲白く山青きこと万余里、
愁え看る 直北(ちょくほく)は 是(こ)れ長安。


佳辰強飯食猶寒:めでたい日  無理に飯を食べたがなお寒い。
隠几蕭条載?冠:脇息にもたれかかってこころ寂しく雉の羽の帽子を頭に載せている。
春水船如天上坐:春の水に浮かべた舟にいると空が水面に映って天上に坐っているような心地がし。
老年花似霧中看:老人の目にうつる花は霧の中で見ているように霞んで見える。
娟娟あでやかな蝶が戯れながら船の静かな幔幕のあたりを飛んでゆき。
片片軽?下急湍:あちこちに散らばった?らが軽々と早瀬を下って行く。
白雲山青万余里:雲は白く山の青さは 万里のかなたへつづいているから。
愁看直北是長安:真北こそが長安であると愁いを込めて見ている。


 詩は舟中生活の様子、節句だからと無理をして飯を食べたとき様子を詠っています。寒食節は火を使いませんから冷たい料理です。「?冠」は雉の一種で、?の尾羽を飾りにつけた冠です。?冠は隠者のかぶりものとされていますので、杜甫は船中の隠者として脇息にもたれている自分を描いています。
 次はまわりの描写に移ります。 春になって水嵩の増した水面に空が映って天上に坐しているような気分であると、引き続き隠者を気取ります。つぎの頚聯の対句は杜甫らしい観察眼と創作力ですばらしいものとなっています。冷たい飯で寒いけれど、水面に空が映り、雉、花、蝶、鴎、早瀬、白い雲、緑の山々と盛りだくさん、色彩豊かに事物が登場し、長安への思いで結ぶところは、詩人の魂衰えずというところです。