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春夜
春宵 一刻  値(あたひ) 千金,
花に C香 有り  月に 陰(かげ) 有り。
歌管樓臺 聲(こゑ)細細(さいさい),
鞦韆(しうせん) 院落 夜 沈沈(ちんちん)。
 蘇東坡の詩

春夜  蘇東坡


B 春夜
春宵一刻値千金,
花有C香月有陰。
歌管樓臺聲細細,
鞦韆院落夜沈沈。

春の夜はわずかな時間でも非常な価値があり、
花には清らかなかおりがあり、月はかげることがある。
歌声と管楽器の音色が、高殿から微かに聞こえてきて、
(昼間は、少女が乗ってにぎやかだった)ぶらんこのある中庭に、夜は静かに更けていく。




春夜
春宵 一刻  値(あたひ) 千金,
花に C香 有り  月に 陰(かげ) 有り。
歌管樓臺 聲(こゑ)細細(さいさい),
鞦韆(しうせん) 院落 夜 沈沈(ちんちん)。




註釈
春夜:『千家詩』では「春宵」ともする。
春宵:春の夜。「春夜一刻値千金」としないのは、発音の美しさの外に平仄が関係する。「宵」は○で、「夜」は●。ここは○とすべきところ。
一刻:わずかな時間。ひと時。
値:値打ちがある。価値がある。動詞。
千金:価値が非常に高い。李白の『寄遠』「相思千萬里,一書値千金。」に似た雰囲気。
花有:花に…がある。
C香:清らかなかおり。
月有:月に…がある。
陰:現代語では曇りの意で、同じく蘇軾の「水調歌頭」(明月幾時有)に「人有悲歡離合,月有陰晴圓缺,」とある。この場合の「月有陰…」は、「晴」の対で「くもり」の意になる。ただし、月の光による物の影(張學成)、とも見られる。
歌管:歌声と管楽器の音。歌と音楽。
樓臺:高い建物。たかどの。御殿。
聲:音声。音色。「聲」は、人間の声と限定はされない。字義は多義に亘る。ここでは、おと。
細細:ひそやかである。
鞦韆:ぶらんこ。子供の遊具ではなく、年若い女性が乗って遊ぶ華やいだ物。昼夜の対比の妙を詠っている。
院落:中庭。庭の周囲は、建物か垣になっている。閉鎖的な感じのする庭。
沈沈:〔古白話〕静かに時の過ぎるさま。

春夜
春宵一刻値千金,花有C香月有陰。
歌管樓臺聲細細,鞦韆院落夜沈沈。




同じ、春を詠う
春夜 浣渓沙  和孔密州五言絶句 東欄梨花


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