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24歳李白は美人の彼女を残し@蜀を旅立つ。山峡を下り、江陵をへてA湖南岳陽、湖北省武漢、金陵地方へ。B南京、蘇州、この間2年余り、そして結婚し、C30歳都長安に向かい矢印のちょっと上に位置している太白山に登る。以後詩で使用するあざなを太白としている。よほど、心に期すものがあったのであろう。時計回りと反対周りの旅。
登太白峯
西上太白峯、夕陽窮登攀。
太白与我語、為我開天関。
願乗冷風去、直出浮雲間。
挙手可近月、前行若無山。
一別武功去、何時復更還。
西方登は太白峰、
夕陽は山擧に窮めた
太白星は我に語りかけ
私のために天空の門を開いた
爽やかな風に乗り
すぐにも出たい雲のあいだを
手を挙げれば月に近づき
前にすすめば遮るものも無いかのように
ひとたび去る武功の地
いつまた帰ってこれるのか
李白は都に出てほどなく太白山に登った。李白は字(あざな)を太白というは、この山に自分の運命を感じ、感情移入をした。夢と希望に満ち溢れた若い李白を感じる詩となっている。
太白峰に登る
西上太白峯、夕陽窮登攀。
太白与我語、為我開天関。
願乗冷風去、直出浮雲間。
挙手可近月、前行若無山。
一別武功去、何時復更還。
西のかた太白峰(たいはくほう)に上り
夕陽(せきよう) 登攀(とうはん)を窮(きわ)む
太白 我(われ)と語り
我が為に天関(てんかん)を開く
願って乗るのは?風(れいふう)で去る
直(ただち)に浮雲(ふうん)の間を出(い)でん
手を挙(あ)げれば月に近づく可く
前に行けば山無きが若(ごと)からん
一たび武功(ぶこう)と別れて去らば
何(いずれ)の時か 復(ま)た更に還(かえ)らん
余談
ブログは縦のつながりはよくわかります。だから、ここでも李白の詩を物語風に順を追って、掲載していきます。横のつながりにつてはなかなか表現できません。歴史上のことは。確かに物語でわかるが、その背景とか、そこまでのいきさつについては場面を変えていかないといけない。
李白が長安に来たとき、王維はどこにいたのか、杜甫は、皇帝はだれで、朝廷はどういう状態であったか?同世代の詩人はどんな詩を書いていたのか? ブログでは大変な作業になる。通常はウィキペディアで調べることになるが、全体的な把握をしようと思えば、これも相当な労力がいる。それは、木がたくさん生えている森なのか、林なのか、葉っぱだけを見ているのか、自分が調べていることが、どこを示すものかわからないからです。
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