http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/     http://kanbun-iinkai.com     http://3rd.geocities.jp/miz910yh/     http://kanbuniinkai7.dousetsu.com http://kanbuniinkai06.sitemix.jp/   http://kanbuniinkai.web.fc2.com/ http://kanbuniinkai12.dousetsu.com/   http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/


 

漢文委員会kanbun-iinkai漢詩ZEROclub


    漢詩総合サイト


漢詩総合サイト

漢詩のブログ       10ch
 紀 頌之の漢詩ブログ

ブログページでコメント受けています

  女性詩人たち 
雰囲気の柔らかい詩を書く詩人たち
 虞美人 王昭君  卓文君  劉細君  班u、  蔡炎  謝眺 上官婉兒  楊貴妃 薛濤  唐婉  魚玄機の詩  秋瑾
 李 白 楊貴妃を詠う
  李白 王昭君 二首
  白楽天 楊貴妃を詠う
 白楽天王昭君を詠う二首


 四大美女の詩


中国の世の変遷 時に詠う
漢詩理解のための時代の解説
中国の時代と詩人のたち




     漢詩総合サイト








1.東周 春秋 前 770〜前403戦国 〜前221
  孔子  孟子  屈原 伯夷 宋玉 荊軻 
呉越の戦い  西施ものがたり
2. 前221〜前206
 項籍(項羽) 虞美人
 前206 鴻門の会
 前漢 前202〜8
 王昭君 高祖(劉邦) 枚乘  東方朔  漢-武帝 (劉徹)  劉細君  李 陵 蘇武
3.新 8〜23
 卓文君  楊雄  班彪

後漢25〜220  184〜280
 李延年  張角  蔡邑  趙壹  禰衡  関羽  班u、 梁鴻

三国時代 
 武帝曹操 文帝曹丕 曹植 繁欽 蔡炎 繆襲
黄巾の乱
230頃 竹林の七賢
 応擧 阮籍  惠康  山濤  劉伶  阮咸  向秀  王戎  孫楚 張華 張協 潘岳 左思 陸機 陸雲 潘尼

4.五胡十六国 301頃〜439
 東晋 317〜420
 元帝 (東晋)   王羲之   陶淵明(陶潜) 僧肇
   420〜479 永明体
 謝霊運 顔 延之
 北魏386〜535
  鮑照  
    420〜479 永明体

  謝兆    任 ム  沈約  王融  蘇小小  孔稚珪  刑邵  斛律金  鍾エ
   502〜557
  蕭衍・梁武帝   范雲  何遜  王籍  陸垂  蕭陳  萸信  王褒  徐 陵

   557〜589
  陳後主  陰鏗


 581〜618
  楊 素  薛道衡  観徳王・楊雄

 ○ 初唐の詩人たち
  魏徴  上官儀  王勃  盧照鄰  駱賓王  劉廷芝・劉希夷 楊炯 陳子昴 上官婉兒  宋之問  沈栓期



 ○ 盛唐の詩人たち
 張若虚 包融 王翰 蘇廷 僧一行 張説 張九齢 賀知章 張旭 王之渙 孟浩然 李祈  楊貴妃 王維  李白 諸光羲 崔敏童 王昌齢 嚴武 高適 裴迪 荊叔 賈至 崔敏童 崔國輔 杜甫岑參 常建 張敬忠 崔惠童 樓穎 皎然 薛業 顔眞卿


 ○ 中唐の詩人たち
 張謂   錢起  靈一  朱放   劉長卿   戴叔倫  司空曙  楊巨源  耿夷   陸羽   顧況   盧綸   孟郊   武元衡  崔護  李賀 權コ輿  柳宗元 李益 元槇 白居易・白楽天 劉禹錫 韓愈 張継 張籍 韋應物  賈島  李紳  李渉・李渤   薛瑩   薛濤


 ○ 晩唐の詩人たち
  牛嬌  杜牧  張湖  許渾  李商隠  温庭均  陸龜蒙  皮日休  鄭畋  黄巣  劉綺莊  唐彦謙  趙瑕  陳陶  張喬  于武陵  高胼  聶夷中  曹松  魚玄機  杜荀鶴  羅隱  韋荘  秦韜玉  汪遵

五代十国 907〜960
 林逋  蘇舜欽  柳永  晏殊  欧陽脩  曾鞏  司馬光  王安石  蘇洵  富弼(ふひつ  蘇軾(蘇東坡)  蘇轍  宋江  孫覿  張元幹
南宋1127年 - 1279年
  岳飛  呂祖謙  張蝕  陸象山  朱熹(朱子)  陸游  唐婉  辛棄疾  戴復古  周密  陳亮      杜秉  張元幹  張孝祥  眞山民  楊萬里  劉克莊  文天祥  謝枋得

金  1115〜1234
元好問

元  1271〜
馬致遠

明  1368〜
  太祖・朱元璋  高 啓  于 謙  方孝孺  文 嘉  王陽明  海瑞  劉基

清・近現代 1644〜
 呉偉業  顧炎武  和申  洪秀全  譚嗣同  張之洞 黄遵憲  孫 文  梁啓超 秋 瑾  魯迅 老舎 毛沢東

漢詩総合サイト

漢詩ジオシティーズ倶楽部

漢文委員会 fc2支部




■上代の詩人
夏        前2205〜前1766
殷〔商]   前1766〜前1122
西周      前1020〜前770
    【詩】『詩經』雅・頌等
    前494〜前473  呉越の戦い
1.東周春秋前 770〜前403
 論語孔子(前551〜479)
   戦国         〜前221
 孟子もうし 前372〜前289
 屈原くつげん 前340〜前278
 伯夷 はくい   未詳
 宋玉 そうぎょく 未詳
 荊軻 けいか 未詳-前227 
 呉越の戦い  西施ものがたり
2. 前221〜前206
 皇帝 万里の長城増築
 項籍(項羽)前232〜前202]
 虞美人ぐびじん未詳〜前202
 前206 鴻門の会
 前漢 前202〜8
 王昭君   生没年未詳
 高祖(劉邦)前247〜前195
 枚乘ばいじよう前220-前140
 東方朔さく 前154年〜前92年
 漢-武帝 (劉徹)前156〜前87
 劉細君りゅう 生没年不明:
 李 陵りりょう未詳- 前74年
 蘇武 そぶ前140ころ〜前60
3.新 8〜23
 卓文君(たくぶんくん)未詳
 楊雄(ようゆう) B53〜A18
 班彪(はんひょう)A3〜54

後漢25〜220  184〜280
 李延年(生没年不詳)
 張角(ちょうかく)未詳〜184
 蔡邑(さいよう)132- 192)
 趙壹(ちょういち)卒年不詳
 禰衡(でい こう173年−199年
 関羽(かんう)(未詳〜219)
 班u、(はんしょうよ)未詳
 梁鴻(りょうこう)生没不明


三国時代 
 武帝曹操そうそう155〜220
 文帝曹丕(そうひ)187〜226
 曹植(そうしょく)192〜232
 繁欽(はんきん)  未詳
 蔡炎(さいえん)177 - 239
 繆襲(きょうしゅう)   186〜245

黄巾の乱
230頃 竹林の七賢
 3世紀の中国・魏(三国時代)の時代末期に、酒を飲んだり清談を行なったりと交遊した
 応擧(おうきょ)  190〜252
 1)阮籍(げんせき)210〜263
 2)惠康(けいこう)223〜262
 3)山濤(さんとう)205〜283
 4)劉伶りゅうれい)211〜300
 5)阮咸(げんかん)210〜263
 6)向秀しょうしゅう227〜272
 7)王戎おうじゅう 234〜305
 孫楚そん そ      未詳〜293
 張華ちょうか  232年 - 300年
 張協ちょうきょう 未詳〜307
 潘岳(はんがく247年〜300年
 左思 さし    250頃〜305頃
 陸機(りく き)261年 - 303年
 陸雲(りくうん262年 - 303年
 潘尼(はんに  約250〜約311

4.五胡十六国
     301頃〜439

 東晋 317〜420
 元帝 (東晋)276年 〜322年
 王羲之おうぎし  303〜361
 陶淵明(陶潜)  365〜427
 僧肇(そうじょう 374―414
   420〜479 永明体
 謝霊運しゃれいうん385〜433
 顔 延之(がんえんし384〜456
 北魏386〜535
  鮑照   ほうしょう  412 頃-466
   420〜479 永明体
竟陵八友:南斉の皇族、竟陵王蕭子良の西邸に集った文人
  B謝兆(しゃちょう)  464年 - 499
  鮑令暉 ほうれいこん生卒年不詳。
  F任 ム(じん ぼう) 460年 - 508
  A沈約(しんやく)  441年 - 513
  C王融 おうゆう   467年 - 493
  蘇小小 そしょうしょう    未詳
  孔稚珪   こうちけい 447〜501
  刑邵(けいしょう)    496〜561
  斛律金(こくりつきん) 488年 - 567
  鍾エ(しょうえい)    469〜518
   502〜557
  @蕭衍(えん)梁武帝 464〜549
  E范雲 はんうん   451年 - 503
  何遜(かそん)       未詳〜518
  王籍 おうせき     502〜519
  G陸垂(りくすい)      未詳
  D蕭陳(しょうちん)    未詳
  萸信(ゆしん)      513年- 581
  王褒(おうほう)     513〜576
  徐 陵(じょ りょう)  507年 - 583

   557〜589
  陳後主(ちんこうしゅ)582年 - 589
  陰鏗(いんけん)  (未詳未詳)

隋が中国全土統一
 581〜618
  楊 素(よう そ   未詳- 606年
  薛道衡(せつどうこう540年 - 609
  観徳王・楊雄(よう ゆう542 - 612

初唐 618〜712 
 初唐の詩人たち
 魏徴ぎちょう    580年 - 643年
 上官儀 じょうかんぎ608 - 665年
 王勃  おうぼつ @ 650年 - 676年
 盧照鄰 ろしょうりんB  生没年未詳。
 駱賓王 らくひんおうC640 - 684年頃
 劉廷芝(りゅうていし
 (劉希夷)・りゅうきい)651年- 679年
 楊炯 ようけい A生年不詳−692年
 陳子昴(ちんすこう) 661年 - 702年
 上官婉兒じょうかんえんじ664年 - 710
 宋之問 そうしもん   652〜712
 沈栓期 しんせんき 656頃 - 716頃
盛唐 713〜765 
盛唐の詩人たち
張若虚ちょうじゃくきょ  未詳 〜 711
包融 ほうゆう       生没年未詳。
王翰 おうかん     687年 - 726年
蘇廷 そてい      670年 - 727年
僧一行そう いちぎょう  683〜727)
張説 ちょうえつ   667年 - 730年
張九齢 ちょうきゅうれい678 - 740年
賀知章がちしょう   659年 - 744年
張旭  ちょうぎょく   生没年未詳。
王之渙おうしかん  688年- 742年
孟浩然 もうこうねん 689年 - 740年
李祈  りき       690 〜 751年
崔 (saikou)      704 - 754年
安史の乱
あんしのらん755年―763年
楊貴妃ようきひ    719年 - 756年
王維おうい 699 - 761
 王維ものがたり 終南別業
 李白 りはく    701年 - 762年
 諸光羲 こうぎ  706年〜763年
 崔敏童さいびんどう  生没年不詳
 王昌齢おうしょうれい 698 - 765年頃
 嚴武 げんぶ    生年不詳〜765年
 高適 (こうせき)  702年頃〜765年
 裴迪 (はいてき)生没年不詳
 荊叔 ぜんしゅく   生没年未詳。
 賈至 (かし)    718年〜772年
 崔敏童さいびんどう  生没年不詳。
 崔國輔さいこくほ   708年〜不詳。
 杜甫  712年 - 770年
 杜甫ものがたり 杜甫アウトライン
 岑參(しんじん)    715年 - 770年
 常建じょうけん    708年〜不詳。
 張敬忠ちょうけいちゅう生没年不詳。
 崔惠童さいけいどう  750〜800年頃
 樓穎 ろうえい760    生没年不詳
 皎然 こうぜん      生没年不詳。
 薛業(へいぎょう)  生没年不詳。
 顔眞卿 がんしんけい 709 - 785年


中唐 766〜826
 張謂   いちょう 721年   〜780年
 錢起   せんき722年〜780年
 靈一   れいいち
 朱放   (しつほう)
 劉長卿 りゅうちょうけい709?〜785?
 戴叔倫(たいしゅくりん)732年〜789年
 司空曙(しくうしょ)   未詳〜790
 楊巨源(ようきょげん)(770−未詳)
 耿夷 こうい763      未詳〜未詳
 陸羽 (りくう)〜804
 顧況(こ きょう)725年 - 814年?
 盧綸  ろりん  748年〜800年
 孟郊 (もうこう)    751年 - 814年
 武元衡  ぶげんこう 758〜815
 崔護(さいご)     未詳
 李賀    りが      790〜816
 權コ輿 ごんとくこう   759-818
 柳宗元A りゅうそうげん 773〜819
 李益   りえつ  748年 - 827年頃)
 元槇(げんしん)     779〜831
 白居易・白楽天はくらくてん772〜846 
 劉禹錫 りゅううしゃく 772年〜842年
 韓愈   @かんゆ  768年〜824年
 張継   ちょうけい    生没年不詳
 張籍   しょうせき 768年〜830年
 韋應物 いおうぶつ   735〜835
 賈島   かとう   779年〜843年
 李紳   りしん   780年〜846年
 李渉李渤 りしょう     (773〜831)
 薛瑩(へいえい)  未詳
 薛濤(せつ とう)768年 - 831年
晩唐827〜906 
 晩唐の詩人たち
 牛嬌 ぎゅうきょう  生没年不詳
 杜牧 とぼく       803〜852
 張湖(ちょうこ)  792〜852
 許渾 きょこん  791年〜854年
 李商隠(りしょういん)812〜858
 温庭均(おんていいん)812〜872
 陸龜蒙りくきもう   未詳〜881年
 皮 日休 ひじつきゅう830年代 - 883年
 鄭畋(ていでん)825〜883
 黄巣 (こうそう)   未詳〜884
 劉綺莊 りゅうきそう   生没年不詳
 唐彦謙 とうげんけん 
 趙瑕   ちょうか
 陳陶      812年頃〜885年頃
 張喬(ちょうきょう)   生没年不詳
 于武陵〔うぶりょう)   810- 未詳
 高胼 (こうべん)    821〜887
 聶夷中(じょういちゅう)837〜884
 曹松  そうしょう   830−901
 魚玄機      844ころ〜871ころ
 杜荀鶴(としゅんかく)846〜904年
 羅隱(らいん)833年〜909年
 韋荘 (いそう)       836〜910
 秦韜玉(しんたいぎょく) 882 〜 未詳
 汪遵 (おうじゅん)     生没年不

金  1115〜1234

元好問 げんこうもん 1190〜1257


元  1271〜
馬致遠 まあちえん 生没年未詳。


明  1368〜
太祖・朱元璋しゅげんしょう1328- 1398
高 啓  こうけい)1336 - 1374年
于 謙  (うけん)1398 - 1457
方孝孺ほうこうじゅ1357年 - 1402年
文 嘉 ぶんか 1501 - 1583
王陽明 おうようめい 1472 - 1529
海瑞 かいずい 1514 - 1587
劉基 りゅうき  1311 - 1375


清・近現代 1644〜
呉偉業ごいぎょう1609 - 1671
顧炎武こえんぶ1613 - 1682
和申 かしん 1613 - 1682
洪秀全 こうしゅうぜん1814 - 1864
譚嗣同 たんしどう  1865 -1898
張之洞 ちょうしどう 1837 - 1909
黄遵憲こうじゅんけん1848 - 1905
孫 文 そんぶん   1866 - 1925
梁啓超 りょうけいちょう 1873 - 1929

秋 瑾  しゅうきん  1875 - 1907
魯 迅  ろじん    1881 - 1936
老 舎  ろうしゃ    1899 - 1966
毛沢東 もうたくとう  1893 - 1976
トップ > 唐・宋時代の詩人 > 初唐の詩人たち  -盛唐の詩人たち-中唐の詩人たち-晩唐の詩人たち 
金・元時代以降の詩人

金・元時代以降


(きん1115年 - 1234年)は、金朝(きんちょう)ともいい、中国北半分を支配した女真族の王朝。
国姓は完顔氏。遼・北宋を滅ぼし、西夏を服属させ、中国南半の南宋と対峙したが、モンゴル帝国(元)に滅ぼされた。都は初め会寧(上京会寧府、現在の黒竜江省)、のち燕京(中都大興府、現在の北京)。
金は北宋を滅ぼしたが、中国への急速な拡大は金の軍事的な限界点をあきらかにした。太宗は過度の負担を避けるため、華北に漢人による傀儡国家を樹立させて宋の残存勢力との間の緩衝体にしようとした。太宗ははじめ宋の宰相であった張邦昌を皇帝に据え、国号を楚とさせた。しかし張邦昌は金軍が引き上げるとすぐに退位を宣言し、欽宗の弟の趙構(高宗)を皇帝位につける運動に加わった。
その後、趙構らは南に逃れ、南方の北宋残存勢力を糾合して南宋を立てた。金はこれに対する懲罰を名目として再度の南征を開始し、淮河の線まで南下して岳飛らが率いる義勇軍と戦った。
金と南宋双方での和平派と戦争継続派の勢力後退の末、1142年に両国の間で最初の和約が結ばれた(紹興の和議)。この和約は宋は金に対して臣下の礼をとり、歳幣を毎年支払うことを定めるなど、金にとって圧倒的に優位な内容であったが、中国の二分化を元による統一まで継続することとなる。

681 元好問  げんこうもん 1190〜1257
 太原秀容の出身。字は裕之、号は遺山。幼時より詩文に長じ、金に仕えて元には応じず、金史編纂のために自ら各地で資料を収集し、後の『金史』編纂で多く利用された。 岐陽


■元   1271〜1368年
元(げん)は、1271年から1368年まで中国とモンゴル高原を中心とした領域を支配し、その後は北へ逃れ、遊牧政権としては最終的には1635年まで存続したモンゴル人王朝であり、モンゴル帝国の皇帝直轄世襲領である。元朝(げんちょう)とも言う。正式の国号は大元(だいげん)。
     中国王朝としての元は、北宋崩壊(1127年)以来の中国統一政権であり、元の北走後は明(1368年 - 1644年)が中国統治を引き継ぐ。ただし、後述するように、元は制度や政治運営の特徴において、モンゴル帝国に受け継がれた遊牧国家特有の性格が強く、用語上でモンゴル帝国が伝統的な中国王朝の類型に変化したものであるというような誤解を避けるために、遊牧民の国を指すウルスという語を用いて特に大元ウルスと呼ぶべきであるとする意見もある。

685 馬致遠   まーちえん 生没年未詳。
元初の劇作家。大都(北京)の人。号、東籬(とうり)。元曲四大家の一人。王昭君を主題とした雑劇「漢宮秋」で有名。ほかに散曲を集めた「東籬楽府(がふ)」がある。 〔越調〕天淨沙 秋思 



■明   1368〜1664年
明(みん) 1368年 - 1644年  明朝ともいい、中国の歴代王朝の一つ。大明と号した。朱元璋が元を北へ逐って建国し、滅亡の後には清が明の再建を目指す南明政権を制圧して中国を支配した。元に対し、白蓮教徒が1351年に紅巾の乱を起こすと反乱は瞬く間に広がった。紅巾軍の一方の将領であった貧農出身の朱元璋(太祖・洪武帝)は南京を根拠に長江流域の統一に成功し、1368年に明を建国した。万里の長城以南の中国は明に統一される。江南から誕生した王朝が中国を統一したのは明が初めて、唯一である。

686 太祖・朱元璋(しゅげんしょう) 1328-1398/1368 - 1398
朱元璋(、天暦元年9月18日(1328年10月21日) -洪武31年閏5月10日(1398年6月24日)、在位:1368年 -1398年)は、中国の明朝の創始者であり、初代皇帝である。廟号は太祖(たいそ)。諡号は開天行道肇紀立極大聖至神仁文義武俊コ成功高皇帝。その治世の年号を取って、洪武帝(こうぶてい)と呼ばれる。また、生まれた頃の名は、朱重八(しゅじゅうはち)といい、後に朱興宗(しゅこうそう)と改名し、紅巾軍に参加する頃にさらに朱元璋と改名し、字を国瑞(こくずい)とした。

無題
687 高啓 (こうけい) 1336- 1374
明初の詩人。幼少より神童と呼ばれ、「書は読まざるなし」といわれたほどの博学で知られた。約2,000首の詩を作ったといわれている。一時、太祖に仕えていたが辞し、蘇州郊外の青邱に戻り在野の詩人として活躍した。しかし、太祖を諷刺した詩や、友人で蘇州知事でもあった魏観のために書いた文章が禍して腰斬の刑に処せられた。

尋胡隱君
688 于謙  (うけん) 1398- 1457
進士出身の明の政治家。土木の変で明の皇帝英宗がオイラト部のエセンに捕らえられると、英宗の弟の景泰帝を擁立し、北京に迫ったエセンの軍を撃退した。


石灰吟
689 方孝孺 (ほうこうじゅ) 1357- 1402
明初の儒学者。才能豊かで建文帝から重用された。その恩を忘れず、次代の永楽帝の怒りを買って処刑された。

閑居感懷
690 文嘉 (ぶんか) 1501- 1583
明の書家、画家、文人。明代四大家のひとりである文徴明の次男であり、山水画を得意とした。石刻は明代の第一といわれ、また書画や器物の鑑定家としても活躍した。

明日歌
691 王陽明 (おうようめい) 1472- 1529
明の儒学者、思想家。朱子学を批判的に継承し、学問のみで理に到達することはできないとし、仕事や日常生活の中での実践を通して心に理を求める「実践儒学陽明学」を起こした。

睡起偶成
692 海瑞 (かいずい) 1514- 1587
明の官僚。時の嘉靖帝に対して激しい直諫を行って投獄された。清廉潔白な官僚として評価されている。

廣州西樵山蒼頡祠
693 劉基 (りゅうき) 1311- 1375
元末〜明初の政治家、詩人、軍師。朱元璋に仕えて明を建国する際に大きな功績を上げ、その後の明を安定させることに尽力した。また、宋濂と並んで文筆家としても名を馳せ、その著書として『郁離子』十巻、『覆?集』二十四巻、『写情集』四巻、『犁眉公集』五巻を後世に残す。 絶句  臨江仙

■清   1636〜1912年
漢文委員会では特に唐・宋時代を中心に詩詠句を見ていきます。できるだけ、階級論争に触れないことを前提に詩人の背景、思想、等、従来の考え方と対比して行こうと思います。したがって、元以降の歴史的記述は少ないことをご容赦願います。
清・近現代   1644〜
701 呉偉業(ごいぎょう)   1609- 1671
明末〜清初の詩人。その詩は、初唐の華麗な作風に倣って才気にあふれ、亡国の悲劇を経験してからは作風に悲壮美を加えるようになった。動乱を詠んだ哀切なる史詩が多い。銭謙益、鼎孳とともに「江左の三大家」と称される。

遇南廂園叟感賦八十韻
702 顧炎武(こえんぶ)   1613- 1682
明末〜清初の儒学者。明の滅亡に際して反清運動に参加した。旧来の観念論的な性理学や心学を批判し、同時代の資料を重視する実証的な経書研究法を樹立。考証学の開祖ともいわれている。

海上
703 和申(かしん) 1613- 1682
明末〜清初の儒学者。清の政治家。乾隆帝、嘉慶帝の二帝に仕えた。軍機大臣として専横の限りを尽くし、莫大な財産を残したことでも知られている。

絶命詩
704 洪秀全(こうしゅうぜん) 1814- 1864
清の宗教家、革命家。キリスト教を基にした宗教教団「拝上帝会」を興し、天王を自称。南京を首都として清に反旗を翻し、国号を太平天国とした(太平天国の乱)。


吟劍詩
705 譚嗣同(たんしどう) 1865- 1898
清末の改革主義者、民族主義者、哲学者。戊戌変法に参加したが、戊戌政変に遭遇して捕らえられ、33歳の若さで刑死した。

夜泊
706 張之洞(ちょうしどう) 1837- 1909
清末の政治家。洋務派官僚として重要な役割を果たした。曽国藩、李鴻章、左宗棠と並び「四大名臣」とも称される。
近年になって改めて評価され、2006年には張之洞記念館が設立された。

四月下旬過崇效寺訪牡丹花已殘損
707 黄遵憲(こうじゅんけん) 1848- 1905
清末の詩人、外交官、政治改革者。知日家であり、清末を代表する詩人としても知られる。


贈梁任父同年
708 孫文(そんぶん) 1866- 1925
清末〜民初の政治家、革命家。
初代中華民国臨時大総統。辛亥革命を起こした「中国革命の父」として知られる。

無題(半壁東南三楚雄)
709 梁啓超(りょうけいちょう) 1873- 1929
清末〜民初の政治家、ジャーナリスト、歴史学者。戊戌の変法に失敗、日本に亡命したが、辛亥革命後に帰国し政界活動を再開した。


讀陸放翁集
710 秋瑾(しゅうきん) 1875- 1907
清末の女性革命家、詩人。18歳のときに結婚したが、義和団運動に発憤して家庭を捨てて、日本に留学し、反清革命運動に身を投じた。
1905年、日本政府が出した「清国留学生取締規則」に憤激し、留学を打ち切って帰国。その後も革命運動を続けたが処刑された。

對酒
711 魯迅(ろじん) 1881- 1936
民国の小説家、翻訳家、思想家。
代表作に『阿Q正伝』、『狂人日記』など。日本に留学して医学を志したが、後に文学に転じた。

自嘲
712 老舎(ろうしゃ) 1899- 1966
民国〜中華人民共和国の小説家、劇作家。北京の町と人々をこよなく愛し、「北京之花」「人民芸術家」「語言大師」と称された。代表作に小説『駱駝祥子』『四世同堂』、戯曲『龍鬚溝』『茶館』などがある。

琵琶湖遠望
713 毛沢東(もうたくとう) 1893- 1976
中華人民共和国の政治家、軍人、思想家。中国共産党の創立党員であり、中華人民共和国の建国の父とされている。 蝶戀花 答李淑一






   ページの先頭へ