杜甫李白を詠う
・贈李白[五言律排]
・贈李白[七言絶句]
・遣懐
・春日憶李白
・飲中八仙歌
・昔游
・冬日有懐李白
李白杜甫を詠う
杜甫は、中国八世紀唐盛期の詩人です。詩の世界で「詩聖」と呼ばれています。中国の人たちは長い文学の伝統の上に立って、その伝統を総合し、深く掘り下げた詩人、杜甫を中国最高の詩人、「詩の聖人」としたのです。それまでの詩は、整った修辞に重点が置かれがちであり、題材は限定され、詩は類型的なものとならざるを得ないものでした。 それに反して杜甫の詩は、生々しい社会的事象や歴史的事実までも取り上げて詩の題材としたのです。
それまでの最高峰は李白です。その李白の良さを全部吸収し、発展させたのが杜甫がといえるのではないでしょうか。
杜甫の詩は唐時代、王維、李白のように育った時代に理解されなくて「田舎者」とされたもの事実です。杜甫の詩は読まれるに伴って、杜甫の詩の全体が把握されるに従い理解されたのです。
誰もが全体を読み終わってみて、感じた味わいが二度三度と読みを重ねるたびに味わいが深まります。
こうして近代以降は、中国の詩の理想は、杜甫の詩に完全に実現されていることを意味するほど評価されたのです。
杜甫の詩は、この目次に示す通り、ある時期から、格段に進化します。杜甫の詩は、こうした流れで見ていくとグッと趣が出ますし、味わいが深まります。
右の欄に杜詩を詩題をおおよその作順に紹介します。
番号を振っていますが、あくまでも当委員会で整理の都合で行っています。
順が適当でない場合ありますのでそれを含んでみてください。
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杜甫詩
● 杜甫の詩
ID年号西暦年齢 詩 題
1開元24年736年25歳 2.遊龍門奉先寺
2 901.題張氏隱居二首
3 902.劉九法曹鄭瑕邱石門宴集
4開元25年737年26歳 301.登えん州城樓
5開元25年737年26歳 903.與任城許主簿游南池
6 904.對雨書懷走邀許十一簿公
7開元29年741年30歳 3.望嶽
8 905.巳上人茅齋
9 10 房兵曹胡馬詩
10天宝1載742年31歳 9. 畫鷹
11 906.過宋員外之問舊莊
12 11 夜宴左氏荘
13 907.臨邑舍弟書至,苦雨・・・,用ェ其意
14 908 假山
15 909.龍門
16 910 李監宅二首
17天宝4載745年34歳 9 贈李白 五言律排
18 911.陪李北海宴?下亭
19 912.同李太守登?下古城員外新亭
20 913.暫如臨邑,至〔山昔〕山湖亭,・・
21 302 贈李白 七言絶句
22 914.與李十二白同尋範十隱居
23 915.鄭?馬宅宴洞中
24天宝5載746年35歳 10 飲中八仙歌
25 916.今夕行
26 917.贈特進汝陽王二十韻
27 918.贈比部蕭郎中十兄
28天宝5載746年35歳 925.送孔?父謝病歸游江東,兼呈李白
29天宝7載748年37歳 919.奉寄河南韋尹丈人
30 920.贈韋左丞丈濟
31 13.奉贈韋左丞丈二十二韻
32 921.冬日洛城北謁玄元皇帝廟
33天宝8載749年38歳 922.高都護?行
34天宝9載750年39歳 923.贈翰林張四學士
35 924.贈陳二補闕
36 925.冬日有懷李白
37 11 春日憶李白
38天宝10載751年40歳 14.兵車行
39 16。同諸公登慈恩寺塔
40 927 投簡成華兩縣諸子
41 928 病後遇過王倚飲贈歌
42 931 樂遊園歌
43 929 杜位宅守?
44 28 貧交行(翻手作雲覆手雨)
45天宝11載752年41歳 930 元都壇歌寄元逸人
46 931 曲江三章章五句
47 933 敬贈鄭諫議 十韻
48 934 白絲行
49 935 前出塞 九首
● 杜甫の詩