http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/    http://kanbun-iinkai.com    http://3rd.geocities.jp/miz910yh/  http://kanbuniinkai7.dousetsu.com http://kanbuniinkai06.sitemix.jp/   http://kanbuniinkai.web.fc2.com/ http://kanbuniinkai12.dousetsu.com/   http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/

 
■2 遊龍門奉先寺
(幼少・青年期を振り返る)
■開元24年736年25歳の作。
■五言古詩
■ 1年余り洛陽で過ごします。、洛陽の東南、伊河に臨む名勝龍門の奉先寺にて遊ぶ。其のときのことをうたう.
■ もっとも初期の作品とされる


[奉先寺洞] 岩山の山腹に幅33.5メートル、奥行38.7メートル、高さ40メートルという広大な空間を切り開き、その三方の壁に、高さ17.14メートルの盧舎那仏を中心に、迦葉・阿難の二大弟子、二菩薩、二天王、二力士の合わせて9尊の大像を彫り出している。 開元10年(722年)銘のある『大盧舎那像龕記』(中尊台座に刻まれている)によれば、高宗(在位649〜683年)の勅願に始まり、則天武后が化粧料二万貫を援助し、咸亨3年(672年)4月から上元2年(675年)12月までの、3年9ヶ月を費やして造立されたものである。

一説には、本尊の盧舎那仏の顔は、則天武后の顔をうつしたものであるという。 また、留学していた弘法大師・空海が、盧舎那仏座像を目にして驚嘆し、また、大いに感激したとも伝えられている。 腰から下は風化によって崩れているものの、胸から腹にかけての量感といい、全く破綻のない、均整の取れた体躯には圧倒させられる。 特筆すべきこととして、大衣を通肩(左右両方の肩を衣服で覆うこと)としているが、龍門の座像としては珍しい例である。

時代の変遷・概略 漢詩理解のための時代の解説一覧
 中国の時代と詩人のたち
上代から漢の詩人
孔子 孟子 屈原 宋玉 荊軻 項羽
から三国、隋の詩人
武帝 蘇武 王昭君 卓文君 蔡邑
曹操 曹丕 曹植 阮籍 陶淵明 

 唐代の詩人
  ・初唐の詩人たち
魏徴 王勃 蘆照鄰 駱賓王 沈栓期 宗之問 上官儀 上官宛兒 劉希夷
  ・盛唐の詩人たち
張説 張九齢 賀知章 孟浩然 王維 裴迪 王昌齢  王翰 賈至 高適 李白 杜甫 岑參 王之渙 
  ・中唐の詩人たち
韋応物 劉張卿 孟郊 柳宗元 劉禹錫 白楽天 張継 顔真卿 元槇 薛濤
  ・晩唐の詩人たち
杜牧 李商隠 温庭均 高胼 曹松  魚玄機
 
 宋代から近代詩人
蘇東坡 欧陽脩 司馬光 晏殊 王安石 曹鞏 岳飛 陸游 朱熹 辛棄疾 高啓 秋瑾 

  女性詩人たち 
雰囲気の柔らかい詩を書く詩人たち

 ・王昭君  卓文君 劉細君
 白楽天 王昭君を詠う二首
 ・班u、  蔡炎  謝眺
 ・上官宛兒   楊貴妃
 ・薛濤(せつとう)  唐宛
 ・魚玄機の詩   秋瑾

中国4000年の奇跡

杜甫・王維・李白の生きた時代:関連年賦

○安史の乱と3詩人編集中

杜詩研究

●杜詩研究編集中

○ 杜甫詩 1411首
  ・ 年賦・詩の時系序列
○ 杜甫 詩目次と詩のタイトル
○ 杜甫アウトライン
○ 杜甫ものがたり編集中
○ 杜甫 李白を詠う

◎ 青年期と李白と遭遇期
◎ 李白と別離仕官叶う期
◎ 漂泊の旅情期

○ 杜甫私記編集中
○ 杜詩研究編集中

 杜甫の人生(一般論)
  吉川幸次郎『杜甫ノート」の要約
 杜甫間違った士官の
 杜詩『白髪の詩」の変遷
 杜詩「政治的発言」変化
 杜詩「愛すべき詩」
  中国詩史上初、妻を愛す詩
 杜詩「自然への愛」
 杜詩「抑圧された人への愛」
  中国詩史上初、社会で抑圧された人を詠う
 杜詩「調子に乗ってしまった?」
 杜甫の人生
  杜詩の画期的時期につぃて

◎ 杜甫 李白を詠う
  ・贈李白[五言律排]
  ・贈李白[七言絶句]
  ・遣懐
  ・春日憶李白
  ・飲中八仙歌
  ・昔游
  ・冬日有懐李白



王維の詩

● 王維詩研究

  ・ 王維詩 
    年賦・詩の時系序列
○ 王維 詩目次と詩のタイトル
○ 王維詩アウトライン
○ 王維ものがたり(一般論)
○ 王維ものがたり(画期的時期)研究
   王維 罔川集 20首


李白の詩
■ 李白の詩
 ・送別の詩  ・春爛漫詩
 ・楼上の詩  ・交友の詩
 ・情愛の詩  ・酒友の詩
 ・夏日の詩  ・戦乱の詩
 ・懐古の詩  ・気概の詩
 ・旅情の詩  ・望郷の詩
 ・閑適の詩  ・老境の詩
 ・冬日の詩  ・人生の詩
◎ 李白杜甫を詠う
漢詩総合サイト

漢詩ジオシティーズ倶楽部

漢文委員会 fc2支部


 はじめの二句で寺を散策し泊まったことを述べます。中四句は僧坊にいて室外の風の音に耳を澄まし、樹林が月の光を反射して輝くのを見ます。そしてさらに龍門のふしぎな夜の様子に思いをめぐらします。最後の二句は翌朝目ざめたときを想像して結びとするもので、朝に聞く鐘の音は印象的だったのでしょう。「深省を発せしめん」とそれは聞く者に深い悟りの念を起こさせずにおかないと厳かな気持ちになりました。

已従 招提遊、更宿 招提境。
陰壑 虚籟月林 清影
天闕 象緯逼雲臥 衣裳冷
欲覚 聞晨鐘、令人 発深省。

詩の特徴 
 杜甫のもっとも得意とする五言もしくは七言の古詩です。これまでの詩は、八句のうち前半四句を叙景もしくは叙事にあて、後半四句を感懐にあてる形式が普通だったのですが、杜甫ははじめの二句を導入部、中四句を事柄の描写、最後の二句を結びの感懐に充てる形式を好みました。「龍門の奉先寺に遊ぶ」もそのようになっています。
 杜甫の特徴は題材の大きさにあり、場面の移り代わりが心の中に及んでいくことの見事さにあると思います。
谷あいの巌谷の不思議や音から月の光と影、川と崖、其の崖が天の川の門となり、自分は雲の中で眠っている。ゴーンと鐘の音が聞こえてくると目覚めた。清い心持で悟りを開いたようだ。若い杜甫らしい向上心と詩人の矜持を理解させる詩です。



龍門の奉先寺に遊ぶ
已(すで)に招提(しょうだい)の遊びに従い
更に招提の境(きょう)に宿す
陰壑(いんがく)  虚籟(きょらい)生じ
月林(げつりん)  清影(せいえい)散ず
天闕(てんけつ)に象緯(しょうい)逼(せま)り
雲臥(うんが)すれば衣裳(いしょう)冷ややかなり
覚(さ)めんと欲して晨鐘(しんしょう)を聞けば
人をして深省(しんせい)を発せしめん

遊龍門奉先寺       


已従招提遊、更宿招提境。

陰壑生虚籟、月林散清影。

天闕象緯逼、雲臥衣裳冷。

欲覚聞晨鐘、令人発深省。

  2 遊龍門奉先寺



遊龍門奉先寺       

已従招提遊、更宿招提境。


陰壑生虚籟、月林散清影。


天闕象緯逼、雲臥衣裳冷。


欲覚聞晨鐘、令人発深省。



 わたしは今日このお寺さんに遊んだばかりではなく、さらにこのお寺さんの境内に宿ることにした。山の北側の谷には風がうつろな響きを立てて湧き起こり、月下の林には清らかな光が散乱している。
天の宮門かと怪しまれるこの山の上には星のよこ糸が間近に垂れ下がり、雲のなかに身を横たえていると着物も冷ややかに感ぜられる。目覚めようとするころに朝の鐘の音が聞こえてきたが、それは聞く者に深い悟りの念を起こさせずにおかない。

已従招提遊:今日はお寺院を散策し
・招提:(しょうだい)寺院を息味する梵語、招闘提曹を略して招提といったもの。
更宿招提境:そのうえこのお寺の境内に泊まる
陰壑生虚籟:北の谷間で  風がうつろな音を立て
・陰壑:(いんがく) 谷間。いわや。古来から籠もった岩陰や岩屋から雲、靄が発生すものとされている。  ・虚籟:(きょらい) うつろな風の音、ひびきのみして姿が見えぬゆえ虚という。うつろな穴に湧き起こる風の音とも解される。籟はびびき。
月林散清影:月下の林は  清らかな光を放つ
天闕象緯逼:両岸の山に  星が間近に垂れ下がり
天闕: 天の宮門。伊河をはさむ両岸の山が門を形成しているようだ。奉先寺は名高い石仏群とともにその川の北岸にある。・象緯: 星のよこ糸。天空に横に並ぶ星座をいう。
雲臥衣裳冷:岩屋から出てきた雲の中で臥していると   着物も冷たく感ずる
欲覚聞晨鐘:目ざめようとして  朝の鐘の音を聞けば
目が覚める、・晨鐘:(しんしょう)夜明けの鐘。(晨省:朝、両親のご機嫌を伺う。)
令人発深省:私の心に深い悟りの念を起こさせずにおかない
鐘の音で悟りのきもちになる
令人:(れいじん)立派な人。美人。

○韻字 境・影・冷・省。













   ページの先頭へ