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詩の訳文

漫ろに風わたる林にか細き新月も落ちてしまったとき、衣に露が降りてきて琴の糸を張りてきよらかな一曲を奏でる。荘庭の花咲く小道に暗がりの水流れ、春の星は草堂をあわくつつんでいる。
蝋燭をともして書籍をしらべると、いつのまにか、蝋燭が短くなっていて、或は剣を見ているといつまでも酒杯をあげてはなさない。宴席で詩を作って読み上げおわると、呉の国の音調でこの詩を詠ずる者がいて、之を聞いたら自分が呉越に遊歴して小船で行き来した当時のことを思い出されて忘れはしない。








時代の変遷・概略 漢詩理解のための時代の解説一覧
 中国の時代と詩人のたち
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  女性詩人たち 
雰囲気の柔らかい詩を書く詩人たち

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 ・魚玄機の詩   秋瑾

中国4000年の奇跡

杜甫・王維・李白の生きた時代:関連年賦

○安史の乱と3詩人編集中

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○ 杜甫詩 1411首
  ・ 年賦・詩の時系序列
○ 杜甫 詩目次と詩のタイトル
○ 杜甫アウトライン
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◎ 青年期と李白と遭遇期
◎ 李白と別離仕官叶う期
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○ 杜甫私記編集中
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 杜甫の人生(一般論)
  吉川幸次郎『杜甫ノート」の要約
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 杜詩『白髪の詩」の変遷
 杜詩「政治的発言」変化
 杜詩「愛すべき詩」
  中国詩史上初、妻を愛す詩
 杜詩「自然への愛」
 杜詩「抑圧された人への愛」
  中国詩史上初、社会で抑圧された人を詠う
 杜詩「調子に乗ってしまった?」
 杜甫の人生
  杜詩の画期的時期につぃて

◎ 杜甫 李白を詠う
  ・贈李白[五言律排]
  ・贈李白[七言絶句]
  ・遣懐
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王維の詩

● 王維詩研究

  ・ 王維詩 
    年賦・詩の時系序列
○ 王維 詩目次と詩のタイトル
○ 王維詩アウトライン
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○ 王維ものがたり(画期的時期)研究
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李白の詩
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下し文
夜 左氏の荘に宴す
風林繊月せんげつ落ち
衣露いろ浄琴じょうきん張る
暗水は花径に流れ
春星は草堂を帯お)
書を検けんして燭しょくを焼くこと短く
剣を看て盃さかずきを引くこと長し
詩罷みて呉詠ごえいを聞く
扁舟へんしゅう忘れず

























夜宴左氏荘         
風林繊月落、衣露浄琴張。
暗水流花径、春星帯草堂。
検書焼燭短、看剣引盃長。
詩罷聞呉詠、扁舟意不忘。


■ 杜甫 青年期の詩
 11 夜宴左氏荘 


     11 夜宴左氏荘
11 夜宴左氏荘 
 杜甫11(就職活動する。)
夜左氏の別荘に宴したことをのべる。此の詩の製作時も明かではなく、ただ詩中に「呉詠ヲ聞ク」の語があるのにより、開元二十三年以後に在ることを知ることがでる。742年 天宝元載31歳 洛陽での作
   

夜宴左氏荘         
風林繊月落、衣露浄琴張。
暗水流花径、春星帯草堂。
検書焼燭短、看剣引盃長。
詩罷聞呉詠、扁舟意不忘。


 風にさわぐ林にか細い月が落ち、衣の露もしとどに浄らかな琴は糸を張られた。暗がりをゆく水は花の咲く小径にそって流れ、春の星空は草堂をやわらかに包んでいる。書物を調べては蝋燭を短くなるまで燃やし尽くし、剣を鑑賞しながらのどやかに盃を口に運ぶ。詩を作るのが終わって楽人が呉の歌を唱いだしたのを耳にするにつけても、小舟に乗ってその地をさすらった若い日のことが深い思い出として忘れられない


「左氏」とは不明の人物です。
この詩は、時間の流れに沿って、当時の宴会の模様が詠われています。まず、前半の四句で「左氏荘」の夜景が描かれ、新しい琴に糸が張られて演奏を待つばかりです。庭には細流が流れ、空には春の星が草堂を包むようにまたたいています。
 後半の四句は、琴の演奏が終わった後の室内での交流、左氏は自分の蔵書を客に示し、一同は書の内容を論じて時のたつのも忘れてしまいます剣を鑑賞しながら酒を酌み交わし、思わずながくなってしまいました。当時の士人は文武両道があたりまえ、文雅の遊びではありません。
 最後に互いに詩を賦して感懐を述べあい、歌手が出てきて呉の民謡を詠うと、杜甫はむかし旅した呉越の日々を思い出すと詠うのです。中四句は対句、宴席で詠われる様子がみえます。

韻字  長。堂。長。忘。



○左氏荘 左氏は未詳の人物。その荘の所在も詳かはでないが、河南にあったのではないか。○風林 風のわたる林。○絨月 細くなった月。三日月のこと。○衣産 衣上におくつゆ。○浄琴 塵攻をとどめねこと。きれいな琵琶の音色。○張 琵琶琴の糸をはる。○暗水 くらがりの水。○花径 花のさいているこみち。○帯 とりかこむこと。○検書 検はしらべること。○焼燭短 短の字は燭へかかる。もっと長くいたい気持をあらわす。○引杯長 引とは口もとへひきよせること、長とは時間の経過が長くなることをいう。○詩罷 席上にて、詩を書きおわること。○呉詠 呉は今の江蘇省地方、呉詠とは江南の音調で詩をうたうこと。○扁舟 小さくひらべたい舟。これは開元十九年、作者が年二十歳のころ、呉越地方で遊んだことを憶いだした。






夜 左氏の荘に宴す
風林繊月せんげつ落ち、衣露いろ浄琴じょうきん張る
暗水は花径に流れ、春星は草堂を帯お)
書を検けんして燭しょくを焼くこと短く、剣を看て盃さかずきを引くこと長し
詩罷みて呉詠ごえいを聞く、扁舟へんしゅう忘れず